アーユルヴェーダご飯、キッチャリーとは?入れる食材や作り方は?

こんにちは!YUKAです。

アーユルヴェーダの施術を受けに来るお客様からの質問です。

何か簡単に作れるアーユルヴェーダご飯はありませんか?

はい!ありますよ…

アーユルヴェーダのご飯で簡単に作れるもの…それはキチャリーです!今回はキチャリーについてご紹介します。

キチャリーとは?

キチャリ―とはいわゆるインド粥のことです。スパイスや豆や野菜が入った消化にいいお粥です。

これはかぼちゃのキチャリ―

キチャリーはキッチャリ―やキチャリと呼ばれることもありますがどれも同じ意味です。

消火が弱い時や養生食としてインドで馴染みのあるご飯です。

キッチャリ―が体にいい理由

キッチャリーがなぜ体にいいかというと消化にいいからです。

アーユルヴェーダではとにかく消化力を大切にしています。消化が上手くいかないと体内に未消化物、アーマが溜まりそれが不調や病気に繋がると考えているからです。とにかく消化!

キッチャリ―はお米と豆と野菜とスパイスを煮込んで作ります。スープのようにとろとろに煮込まれた具材は消化しやすいですし、温かいご飯は胃に優しいです。また、様々なスパイスがより消化を促進してくれます。

キチャリーの作り方

キチャリーは様々な作り方があり人によって若干作り方に差がありますが、私はヨガアライアンスを取得したhalepuleのレシピを良く参考にしています。

https://www.halepule.jp/12461124831248112515125221254012539125241247112500.html

とても簡単で基本的に煮込むだけです。圧力鍋を使えば時間も短縮して作れます。

また、入れる野菜や水分の量は自分の好みで調整出来ます。halepuleでは入れる食材はオーグメンティング、エクストラティブという種類に分けられその比率は6:4がいいとされています。

簡単にいうと

オーグメンティング=滋養をもたらす食材

エクストラティブ=クレンジング、解毒の作用のある食材

となります。

現代社会の中で健康にいいとされて流行するものはエクストラティブに含まれる葉野菜などが多いですがこれでは体が過剰にクレンジングされてしまいますのでバランスがよくありません。しっかりオーグメンティングに含まれる食材も摂取しましょう。

それぞれ

オーグメンティング

米、アボカド、ビーツ、にんじん、コーン、かぼちゃ、サツマイモ、ズッキーニ

エクストラティブ

豆類、アスパラガス、パクチー、ブロッコリー、キャベツ
カリフラワー、セロリ、白菜、さやいんげん、ケール、オクラ

などがあげられます。キチャリーに入れる食材を決める際に参考にしてみて下さい。

入れるスパイスは?

では入れるスパイスは何がいいでしょうか?これも人によりますがよく入れられているスパイスをご紹介します。

クミン

消化促進、吐き気などにもいい。

コリアンダー

冷性で心身のクールダウンに役立ちます。消化促進、胸やけにもいいです。

ターメリック

消化促進、抗炎症作用。肝機能を高めます。

ブラウンマスタードシード

体を温める、抗炎症作用があります。

ヒング

強烈な香りがするヒング。ガスの排出を助けます。豆料理と一緒に使うと食べた後のガスだまりが解消されます。

ギー

ギーはスパイスではなくてオイルです。ギーはヴァータ、ピッタ、カパどのドーシャにもいいとされています。滋養強壮、疲労回復や抗酸化作用もあります。

消火を促してくれるスパイスがキッチャリ―には多く含まれています。なので食べ終わった後も体が軽く逆にすっきりした感じがあります。食べ終わって数時間するとちゃんとお腹が空きますし、胃も軽いです。

キチャリーは簡単に作れるアーユルヴェーダ食

いかがでしたでしょうか?キチャリ―は作り方も簡単で栄養がたっぷり!しかも消化にいい、正に完全食ではないでしょうか?

ちょっと胃が疲れているなぁという時、外食が多くなっている時、デトックスしたい時、プチ断食にも!

日常に取り入れてみて欲しいアーユルヴェーダご飯です。是非作ってみてくださいね♪

この記事を書いた人

2012年、ヨガの指導者養成スクールに通う中でアーユルヴェーダと出会いその世界観に魅了されました。
アーユルヴェーダスクール卒業後、横浜のアーユルヴェーダサロンにて勤務、その後独立。同時に大手スポーツジムやヨガスタジオにてヨガの指導も経験。
現在はアーユルヴェーダセラピスト、そしてヨガインストラクターとして活動しています。

アーユルヴェーダを日本で広める為に、施術だけでなく講義を行う事にも力を入れています。

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