アーユルヴェーダってそもそも何?アーユルヴェーダの基本を知ろう!

こんにちは!YUKAです。

『アーユルヴェーダって聞いた事があるけど実際何か分からない…』

という方も多いはず!

今日はアーユルヴェーダの全体像をなるべく分かりやすく!

皆さんにお伝えします♪

アーユルヴェーダの発祥

アーユルヴェーダは今から約5000年ほど前にインドで発祥し、今はスリランカでも盛んになっている伝統医療です。

世界三大医学(中国医学、ユナニ医学)の一つでありインドでは政府が普及に力を入れる程、国民の中で浸透している医学体型です。

日本の中ではアーユルヴェーダを怪しいと思ったりエステだと勘違いしている人ももしかしたらいるかもしれませんが…

実は医学だったのです!

アーユルヴェーダは生活に活かせる医学

医学というとすごく難しいものに感じるかもしれませんがアーユルヴェーダは私達の生活に身近に活かせる知恵が沢山あります!

アーユルヴェーダは予防医学!

アーユルヴェーダの目指すところは

まず第一に①健康な人が健康を維持すること

そして②病気の人が病気を治すこと

としています。

病気にならないような心身を作ることを第一としている予防医学的な考えをもった医療なのです!

どうやって健康を維持するの?

ではどうやって健康を維持し、病気を予防していくのでしょうか?

アーユルヴェーダの中にも方法が色々ありますが、まず自分自身の体質を知るのが一番分かりやすく面白いのではないかと思います。

アーユルヴェーダの体質論(ヴァータ・ピッタ・カパ)

アーユルヴェーダでは3つの体質があるとされていてそれをヴァータ、ピッタ、カパと呼んでいます。

その3つの中で自分自身がヴァータ体質なのか、ピッタ体質なのか、あるいは混合体質なのか…

何の体質なのか知ることで自分自身が陥りやすい不調や病気がわかるようになります。

例えばヴァータ体質の人は乾燥したり冷えたりしやすいので、寒いところが苦手で便秘になりやすく、神経系の疾患にかかりやすいなどの特徴があります。

自分の体質を知るには自分でチェックシートをみながら体質診断をする事でわかりますし、アーユルヴェーダのドクターに診断して教えてもらうことも可能です。

体質を知ることで不調を予防する

体質を知ることで自分自身の心身のバランスがとりやすくなります。

先ほどのヴァータ体質の人の場合は、冷えたり乾燥してしまうと体調が悪くなりやすいので日々の生活の中で身体が冷えないようにしてあげるとバランスがとりやすいです。

具体的にいうと、白湯を飲む、生野菜より良質な油で炒めた野菜を食べる(ギ―で炒めるのがオススメ、ギ―について詳しくはこちらの記事)、身体にオイルを塗る(セサミオイルがオススメ、詳しくはこちらの記事)など。

これらは身体だけでなく精神面にも影響してきます。

心と身体、両方とも健康な状態が本物の健康

『病は気から』と言ったりしますが、アーユルヴェーダの示す健康とは心と身体の両方が健康な状態と考えています。

よって身体だけの健康にとらわれず精神面が健康であるかを考えることも大切です。

その精神面の特徴も先ほどのヴァータ、ピッタ、カパに当てはめて考えることが出来るのです。

例えばヴァータ体質の人は好奇心旺盛で、社交的であり発想力豊かで行動的な面をもちます。しかし一方で、ストレスが加わると、気分の浮き沈みが激しくなったり落ち込みやすくなってしまいます。

そういった自分自身の精神面の特徴を知ることで、ストレスが加わるとどのような気持ちの変化が起きるか分かるようになり、メンタルコントロールがしやすくなります。

より本格的な治療

さて、今まであげてきたのは日々の生活の中で自分の体質を知り、自分にあった生活習慣の選択を行うことで健康を維持し病気を予防するといった考え方でした。これらはドクターにかからずとも生活に取り入れる事が可能です。

では本格的な治療では何をしているのでしょう?

診断→処置→あと処置 というステップ

日本には知る限り現在一つしかアーユルヴェーダの治療を受けられる場所がありませんが、インドには多くのアーユルヴェーダドクターが診療をしているクリニックが存在します。(日本にもアーユルヴェーダドクターは数名いますが治療、診療している場所が少ないのが現実…)

そこには様々な病状をもった患者が訪ねてきますがまずはドクターによる診断が行われます。

問診、触診、脈診、舌や目を診ながら総合的に病状を判断していきます。

その後、施術やハーブ薬剤などの処方が行われます。

施術に関しては多くの人に知られているシロダーラやアヴィヤンガというオイルマッサージをされたり、パンチャカルマというアーユルヴェーダ独特の施術を受けたりもします。

パンチャカルマは5つの行為を意味し、5つの方法で体内の毒素を排出し病状を改善していきます。

嘔吐法、下剤法、浣腸法、瀉血法、点鼻法があります。その中でその人の今の体調に合った施術が行われ、ハーブのお薬が処方されます。

施術は1日では終わらず1週間~4週間程かかります。

施術の間はドクターから食事の指導があり、入院をしている場合はその人にあったオリジナルな食事が提供されます。

消化に良く、スパイスが使われた優しい味のナチュラルな食事となります。

また食事だけでなく生活習慣の指導もされるはずです。

生活を正し、パンチャカルマなど様々な施術を受けることで病気の根源を治療し、自分自身の持つ自然治癒力を高めていくというのがアーユルヴェーダの治療であると考えられます。

また、これらの処方が終わった後もハーブが処方されたり、ドクターから教わった生活習慣を守り、定期的にパンチャカルマをする事でその効果が持続し、より自身の生命力が高まっていきます。

なので施術や入院が終わったら元の生活に元通り!

ではダメですよ。笑

そこは自分で強く意思を持ち、生活を変えていく必要がありますね。

まとめ

アーユルヴェーダは予防医学であり、対処療法ではなく病気の原因を解明し、その人に合った生活習慣を送ることでより心身の健康を維持するという考え方が根底にあります。

アーユルヴェーダは人間が生まれてから死ぬまで、どのような生活を送れば心身共に健康で幸せでいられるかを教えてくれます。

生活習慣の改善や、食事、睡眠など生きていく中でとても役に立つ情報の宝庫です。

アムアーユルヴェーダではアヴィヤンガやシロダーラといった施術を受けられる他、定期的にアーユルヴェーダの講義、講座も行っています。

より深くアーユルヴェーダを感じたい方は是非一度お問い合わせ下さい!

YUKA

この記事を書いた人

2012年、ヨガの指導者養成スクールに通う中でアーユルヴェーダと出会いその世界観に魅了されました。
アーユルヴェーダスクール卒業後、横浜のアーユルヴェーダサロンにて勤務、その後独立。同時に大手スポーツジムやヨガスタジオにてヨガの指導も経験。
現在はアーユルヴェーダセラピスト、そしてヨガインストラクターとして活動しています。

アーユルヴェーダを日本で広める為に、施術だけでなく講義を行う事にも力を入れています。

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